2009年03月16日

オール・コモディティーの時代

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本日は、大阪本社にて終日会議である。

㈱船井総合研究所では、月初と月中に全社員が参加する全体会議という場が設けられている。

経営コンサルタントは個人商売色が強く、普段は個人での出張活動がメインになっているが、この日だけは全社員が一堂に会するのである。

これが全社の一体化に一役買っているのだ。


本日の会議において、弊社社長の小山政彦が表題の話をしていた。

ご存知の方も多いと思うが、コモディティーとは日用必需品のことである。

このような経済状況の中、消費者意識は大きく転換しており、大半の商品がコモディティー的な感覚で購入されている。

そのことを小山は伝えようとしていたのである。


多くのメーカー(製造業)は、未だに高付加価値商品として売ろうとしている。

この点に関し、小山は以下の2つの事例を話していた。


①なぜ、「3~6万円くらいで28~32インチのテレビ」を売ろうとするメーカーがいないのか?

②なぜ、「1,000cc~1,500ccくらいで98万円の車」はないのか?


時流は大きく変化している。

今までの考え方、今までの売り方では業績を大きく落とす結果となるだろう。


時流をしっかりと捉え、自社の時流適応を常に模索する姿勢が重要である。


非常に重要な話であったため、本日のブログでお伝えすることにした。

『折込チラシのターゲット』に関しては、明日のブログで考察したいと思う。



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Posted by 船井WEB at 11:46TrackBack(0)時流・トレンド・流行

2008年09月14日

食品のアレルゲン表示を考える

本日は、福岡県にある飲食店の支援であった。


食の安全・信頼が揺らいでいる今、食品を取り扱う企業には様々な情報開示が求められている。

原材料・原産国はもちろんのこと、カロリー等の表示も当たり前になってきた。


私のある指導先では、ネットショップで販売するすべての食品に関してアレルゲン表示を行うことになった。


(以下はウィキペディアより抜粋)
アレルゲンとはアレルギー疾患を持っている人の抗体と特異的に反応する抗原のこと。一般には、そのアレルギー症状を引き起こす原因となるものを言うが、感作はされているが具体的な症状があるわけではない人においても、その抗体と反応する抗原もアレルゲンと呼ぶ。さらに広義には、それに対するアレルギー患者が多いなど、アレルギーの原因によくなり得る物質のこと。


小麦・卵・大豆・そば・乳・えび・かに・落花生という8大アレルゲンに関して、そのアレルゲンが含まれない商品を検索する機能も備えたサイトに変更する。

こういった自らが先手を打って情報開示する姿勢は、顧客に支持されるであろう。


先日京都を訪問した際に、キリンシティ新京極(スター株式会社)へ立ち寄った。私はキリンブラウマイスターが、ビールの中で最も好きなのである。
キリンシティ↓
http://www.kirincity.co.jp/
キリンシティ 新京極↓
http://www.kirincity.co.jp/shops/601.html
スター株式会社↓
http://www.star-kyoto.co.jp/

ふとメニューを見ると、そこには当然のようにアレルゲン表示がされているのである。



本当に素晴らしい施策であると感心した。


『情報開示できないような商品は、売るべきではない!』


私はそのように思う。

皆さんの商品では、しっかりとした情報開示ができていますか?

再度、この部分を見直していただきたいと思う。


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Posted by 船井WEB at 23:48TrackBack(0)時流・トレンド・流行

2008年08月18日

ロープライスマーケットを考える

本日は、愛媛県にある食品関連企業の支援であった。やはり、日本一を目指したビジネスモデル構築は面白いですね。




さて、昨日はプレミアムクラスというアッパーマーケットについての話を述べたが、本日はその対極にあるロープライスマーケットについて考えてみたい。

現在、マーケットの二極化がより顕著に進んでいる。『勝ち組・負け組』という言葉からも、その状況を察することができるであろう。

そのような状況の中で、アッパーマーケット向けの商品提供は非常に進んでいると感じる。経営の世界では富裕層向けマーケティングが流行っており、多くの企業が参入している。


しかし、対極にある『ロープライスマーケットに対する商品提供は、日本において遅れている』というのが私の見解である。


例えば、ガソリンスタンド業界を例に挙げて考えてみよう。

セルフSSの出店ラッシュによって、ロープライスマーケットへの洗車商品提供はできている。しかし、アッパーマーケットへの対応はまだまだ未開拓である。コーティング洗車等の高付加価値商品の提供が積極的になってはきているものの、まだまだ消費者の需要を喚起するには至っていない。

ロープライスマーケットへの洗車商品提供とは、値下げ競争に他ならない。消費者は『より安く、より便利に』商品の購入を考えるからだ。

それに比べ、アッパーマーケットへの洗車商品提供は値下げ競争に陥りにくい。消費者は『より自分の価値観に合った』商品の購入を求めるからである。SSの努力次第によって、差別化された高付加価値商品による固定化は可能な状況である。


また、世界一の小売業へと飛躍したALDIはハードディスカウンターと呼ばれるロープライスマーケットに対応した業態である。
ALDI(アルディ)↓
http://www.aldi.com/

ハードディスカウンターは小商圏であること、商品を絞り込んでいることなどが特徴である。歯ブラシなどは1商品しか存在しないのだ。

「日用品にグレードは必要ない」という姿勢であり、個別対応を望むアッパーマーケット向けの商売とはまさに対極と言える。

ハードディスカウンターの出現によって、消費行動は大きく変化している。ハードディスカウンターで買い物をしてから、足りないものをスーパーで補うという消費行動に変化しているのだ。

日本においては未だに本格的なハードディスカウンターは存在していないが、出現することによって既存の勢力図は大きく変化するであろう。


アッパーマーケット向けの商売は単価が高く、利益率も良いため魅力的に見える。しかし、ターゲットとなる人数だけを考えればロープライスマーケットの方が圧倒的に多く、小口多売のため事業が安定しやすいと言えるだろう。

新規事業を検討されている方、既存事業に閉塞感を感じられている方は、ロープライスマーケットも視野に入れての事業戦略を考えていただきたい。


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Posted by 船井WEB at 22:00TrackBack(0)時流・トレンド・流行